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OLD GAP(オールドギャップ)その良さとは?【古着解説】

2020年4月27日

古着屋さんでたまに見かけることも有るでしょう、オールドギャップ。

そのオールドギャップとはどんなものなのか、そしてその良さも同時にご紹介していきます。

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この記事はこんな方におすすめ

  • どれがオールドギャップなのか見分け方が知りたい方
  • オールドギャップの良さについて知りたい方

 

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「fukusuke(@fukusukeblog)」です!

 

古着はヴィンテージからレギュラー古着と呼ばれる物まで幅広いくくりで使われる言葉です。

その中で、今回ご説明する「オールドギャップ」はいわゆるレギュラー古着。

ヴィンテージとまではいきませんが、比較的新しめの古着といった括りです。

 

レギュラー古着の良さはその価格帯の低さ。

 

古着屋で購入しても5千円以下で購入できる安さと、数があまりない一点ものに近いデザイン性が魅力です。

 

他のレギュラー古着についても書いているのでぜひこちらも読んでみて下さい!

 

ということで!

そんなレギュラー古着の一つとされる「オールドギャップ」についてご説明します。

 

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オールドギャップとは

https://page.auctions.yahoo.co.jp/

オールドギャップとは、その名の通りアメリカのファストファッションブランドのGAP(ギャップ)が過去に展開していた古いギャップです。

 

その古着のギャップにフォーカスし、デザインの良い物を古着屋などがセレクトしてオールドギャップと称して販売してきました。

 

その結果、オールドギャップという呼び方が一般化し、古いギャップがオールドギャップとして呼ばれることになってきたんですね!

 

ギャップはSPA(製造小売業)の先駆け、自社で作って自社で販売をする、今ファストファッションが取り入れている業態です。

 

ZARAやH&M、日本ではユニクロなどがこの形態で知られています。

 

その為、当初から価格も安く大量生産されており、その古着は格安で取引されていたんですね。

考えて見ればユニクロの古着みたいなものですから。

古着と言うよりは中古品というイメージだったのでしょう。

そう考えると、二次市場では価値がほとんどなかったという事が分かります。

 

しかしながら、そんなギャップですが、現在の90年代リバイバルブームで当時のシルエットやデザインなどが再注目される中、80年代から2000年代初頭のギャップがそのリバイバルブームに乗って、人気となってきたわけです。

 

ですので、古いギャップを総じてオールドギャップと言いますが、その価値はデザイン性に大きく左右されます。

 

曖昧な言い方にはなってしまいますが、デザインの良い80年代から90年代の物をオールドギャップとして認識しても良いでしょう。

 

オールドギャップの見分け方

続いて現行のタグとオールドギャップと称される80年代から2000年代初頭のタグを見比べてみましょう。

 

現行

https://www.mercari.com/

コチラが現行のタグ。

しかしながら、現行のタグは一つと言うわけではありません。

 

https://www.mercari.com/

他にもこのようにタグの種類は豊富にあります。

現行のタグというくくりで覚えるよりも、オールドギャップと呼ばれるタグを覚えて、それ以外は現行に近い物と考えるのが分かりやすいです。

 

90年代~2000年初頭

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r367469729

このネイビーに白地で刺繍されたタグが多くみられるオールドギャップのタグです。

また、右上の品質表示タグもオールドを判別しやすいところ。

よく90年代のアメリカ古着に見られる刺繍文字で書かれたタグが付きます。

 

80年代~90年代

http://store.anoluck.com/shopdetail/000000004880/

白地にネイビーの刺繍でブランドロゴが描かれたタグ。

2000年代には見られないとされ、80年代から90年代のタグとされることが多いですが、正確には不明です。

 

https://page.auctions.yahoo.co.jp/

こちらも80年代から90年代に見られるオールドギャップのタグ。

数は多くない印象ですが、これもオールドなので見落とさないように!

 

タグでオールドギャップの見分け方としましたが、オールドでもデザインが良くなければ価値がありません。

ですので、メルカリなどでオールドギャップを見つけてもデザインが良くなければそれにはほとんど価値はないのです。

 

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オールドギャップの良さとは?

https://stores.jp/hashtag/oldgap

オールドギャップの良さはそのサイズ感とデザイン性。

 

日本にギャップが企業として入ってきたのが1995年ですから、それ以前はもちろん自国のアメリカ人向けにデザインを作ってきました。

 

そのアメリカならではの、大き目のサイズ感。

そして、アメカジルックな多色使いだったり、配色だったりといったデザインの多さ。

 

これが今のオーバーサイズで可愛い古着と言うトレンドにぴったりだったという事です。

 

他にもアメカジ古着と言えば星の数ほどありますが、販売する種類を多く作るファストファッションならではのデザインの豊富さが、現代では一点ものに近い古着感を与えてくれるのかもしれません。

 

OLD NAVY(オールドネイビー)とOLD GAP(オールドギャップ)

https://www.operationmilitarykids.org/old-navy-gap-military-discount/

ギャップの傘下にオールドネイビーという衣料品企業があります。

 

現在は日本から撤退してしまったので、知っている方も少なくなってしまったかもしれませんが、同じファストファッション業態です。

 

どちらかと言うと、ギャップよりももう少し安い服を販売しているイメージでしたね。

 

オールドギャップとオールドネイビーを並べてしまいかねなかったので、一応ご説明だけしようと思い取り上げました。

 

ギャップの傘下にオールドネイビーがあるというのが正しい認識でオッケーです。

 

古着屋でもたまにオールドネイビーを取り扱っている所もあるので、ギャップ同様90年代頃のデザインの良い物は古着として認識しても良いですね!

 

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終わりに

以上オールドギャップについてでした!

 

オールドギャップ自体がデザインの良い物に付加価値があるので、90年代のリーバイス501などのようにすべてにそれなりの値段が付くわけではありません。

 

また、古着屋などではオールドギャップとして販売してもそれなりに売れますが、メルカリなどでは結構売れづらい。

 

古着屋の審美眼も価値に乗ってますから。

 

そうすると、メルカリなどではデザインが良いオールドギャップが古着屋の半額で販売していることも有ります。

 

ですので、自分でいい物を探せる自信のある方はメルカリを使った方がオススメですよ!

ヤフオクだと価格帯も安いので、あまり数がありません。

断然メルカリがおすすめです!

 

それでは、以上になりますが、オールドギャップを見るときの参考になれば幸いです。

ではまた。

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fukusuke

■ブランド古着屋で5年間勤務! ■ドメ・インポートのデザイナーズからヴィンテージまでのバイイングを担当して、1万点以上の洋服を見てきた視点から情報発信しています。 ■マルジェラをはじめ、洋服の収集癖あり。 ■月間10万PVの当ブログを運営。

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