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古着で安く手に入る!全ての人が納得するメンズの黒ワイドパンツ!

2020年4月24日

ここ最近、スキニーを上回りつつあるトレンドのワイドパンツ。

スキニーブランドと同じくワイドパンツをリリースしているブランドは星の数ほどありますが、全ての方に平等におすすめできるという物は多くありません。

そんな中、今回ご紹介するアイテムはブランドでマウントをとってくるようなファッション玄人からも納得され、いい物が分からないファッション初心者までが欲しくなるワイドパンツとなっています。

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!

最近のボトムス事情として、大きなトレンドはスキニーとワイドパンツの2極化が進んでいます。

もう一つ裾先が徐々に広くなっていくフレアボトムのトレンドも現れていますが、トレンド発信源のイノベーターやアーリーアダプターのファッション層で緩やかに流行しているだけ。

いきなり今年から、トレンドがぱったりと消えるということはありません。

ですので、まだまだ大衆のトレンドとしてはスキニーとワイドパンツがこれからも数年は続くでしょう。

また、ワイドパンツは太ももがかなりワイドな物から、少しゆったり目なストレートスラックスなどと、トレンド自体にも幅があります。

ただただワイドというだけのトレンドではないのが面白いポイントなんです。

今年のアパレル関係者などはどちらかというと少しすっきり目のワイドスラックスを履いている印象もありますしね。

そこで、今回はそんなアパレル関係者も納得で、ブランドでマウントをとってくる人も言い返せない、そしてなんといっても安くて使いやすい!

そんなあり得ないワイドスラックスをお伝えしたいと思います。

古着が苦手で嫌だ!という方もいるかもしれませんが、古着初挑戦にも使える内容です!

2つのブランドとその理由

単刀直入に言うと、おすすめのスラックスはコチラの2つのブランド。

「COMME des GARCONS HOMME PLUS(コムデギャルソンオムプリュス)」

「yohji yamamoto pour homme(ヨウジヤマモトプールオム)」

です!

「そりゃあいいかもしれないけど、この2つのブランド高いじゃん!」

と思われた方も多いでしょう。

もちろん、どちらのブランドも定価でスラックスを購入しようと思えばギャルソンだと3万円~。

ヨウジだと5万円~といった価格設定。

コレクションラインのオムプリュスとプールオムだと尚更です。

服好きとはいえ、一般人の僕からしても決して安いとは言えない価格です。

もちろん、僕もプロパーで買うべき!

と言っているのではありません。

この2つのブランドのある年代の中古がオススメなんです!

この2つのブランド、新品もさることながら中古でも人気のあるブランド。

地方の古着屋さんでさえ、この2つのブランドが高いことは知っています。

特に年代が新しいものほど高値です。

しかしですね。

実は2000年初期やそれ以前の1990年代のアイテムがとってもお買い得なんです!

では、お得な理由の前に、2つの画像を見ていただきましょう。

コチラは1990年代の「COMME des GARCONS HOMME PLUS」

https://tenpomap.blogspot.com/

そしてこちらが2000年代初期の「yohji yamamoto pour homme」

https://www.vogue.com/

どちらも20年近く前のコレクションの写真です。

見て分かる通り、この頃は今よりもセットアップスタイルを多く提案しています。

スーツのスタイルにどこか違和感を持たせたり、変わったディテールをほんの少しエッセンスとして入れてみたり。

そういったスーツベースの提案がとても多かったんですね。(もちろん今もそういったスーツをもとにしたコレクションが多いですが)

これらのコレクションアイテムを単品で見てみると、特にスラックスは今のトレンドに近いものを感じます。

2タックで股上深くゆったり目、そして足先に徐々にテーパードしていくような、少しワイド気味なスラックスですね。

ジャケットは肩パットが入っていたり、当時のコレクション要素を大きく含むデザインが多いのですが、パンツはベーシックなアイテムも豊富なんです。

そういった、セットアップで展開していたであろうコレクションアイテムは当時球数も多く展開していたのでしょう。

中古でもかなりの数が見られます。

そのため、人気のあるブランドなのですが、意外と価格が控えめ。

デザインやお店によって少し価格に違いはあるものの、中古相場も1万円前後と下手にセレクトオリジナルの商品を買うよりも安価です。

また、着なくなって処分する時も、買った価格とほぼ同額でメルカリやヤフオクなどを使えばさばけるでしょう。

ブランド古着屋でもそれなりの価格で買い取ってくれるはずです。

このように、セットアップで展開していたアイテムの、スラックス単品を狙っていくというのが今回お伝えしたいことなんです!!

では、この2つのブランドのスラックスを購入するうえで、古い物の見分け方などもあるので、僕が持っている2つのパンツを見ながら注意点も含めて紹介していこうと思います。

COMME des GARCONS HOMME PLUS ウールギャバスラックス

こちらは、1990年代の「COMME des GARCONS HOMME PLUS」のウールギャバジンスラックス.

2タックで緩めな太ももの作りですが、足先はテーパードが緩やかにかかり、こじんまりと綺麗に整ったスラックスです。

腰回りがワイドで、足先がテーパードしている上のような形を見つける必要があります。

まっすぐストレートなスラックスなども多いので気を付けましょう。(ストレートパンツはそれはそれで良いですけどね。)

光の加減でネイビー気味に見えますが、色はブラック。

コムデギャルソンはブラックの展開が多いので、中古でもブラックを見つけるのは容易でしょう。

このようにウエスト部分に布を余らせて作るタックというディテールがあると、気持ちゆったりとした腰回りになります。

タックありの物を狙っていきましょう。

一番気を付けてほしいのはその素材。

ウールを使用したギャバジンと呼ばれる綾織りの生地を選びましょう。

特徴はこのように斜めに織られた生地です。

パンツをまっすぐ置いた時にこのくらい斜めに線が走ります。

しっかりとした生地感なので、素材としての持ちもよく、艶があり高く見える素材です。

何よりギャルソンのギャバジンを使ったアイテムは今も人気があり、素材代が高額であることも知られています。

コチラのパンツは30年近く前のパンツですが、生地の艶感は全く失われていません。

それだけ、良い生地を使ってきているというのが理解できます。

ギャルソンは2000年以前の物になると、年代を完全に特定するのが難しくなります。

ですが、上の画像を見てもらえば分かりますが、「AD1991」と書かれたところを見れば一目瞭然です。

これは1991年に作られた物という意味になりますので、1991年秋冬のコレクションか、1992年春夏のコレクションどちらかとなります。

AD表記は現在も続く年代推測の方法なので、これだけ覚えておいてもある程度年代を割り出すことが可能です。

素材もウール100%の物がウールギャバジンとして当時作っていたものになります。

また、「COMME des GARCONS HOMME PLUS」だけでなく、「COMME des GARCONS HOMME」のラインでもこういったワイドスラックスは展開されていたので、上と同じ方法で探してみると良いでしょう。

オムの方がプリュスよりも安く販売されていることが多いですよ!

yohji yamamoto pour homme ウールギャバスラックス

つづいて、1980年代の「yohji yamamoto pour homme」

オススメよりもちょっと年代古めです!

ヨウジヤマモトのメンズコレクションラインがこちらのヨウジヤマモトプールオムになります。

ヨウジの方がギャルソンと比べてもう少しワイド目のパンツが多い印象です。

ギャルソンが少しだけすっきりとした上品で大人のワイドパンツだと仮定するなら、ヨウジの方がワイドパンツ感たっぷりの若者向けのスラックスだと感じます。

僕が持っているこちらのワイドパンツはネイビーですが、ヨウジも同様にブラックの展開が多いです。

ギャルソンよりもネイビーを見かることは多いんですが、ブラックを見つけるのもそこまでは難しくないはずです。

また、こちらもタックが2つ入っており、ゆったりとした腰回り。

裾幅がギャルソンよりも少し広めなので、そこがワイド感をより感じる部分になっています。

少しだけ使用感に伴うテカリが出ていますが、クリーニングに出したりして綺麗に使われてきたものだと、ここまでテカリが出ることもありません。

まぁそうは言っても30年以上も前の服ですから、こういったテカリが出るのも致し方ないでしょう。

こちらもギャルソン同様ですが、線が斜めに走っているギャバジン素材。

45度の斜め角度ではなく、70度くらいの角度なのがギャバジンです。

こちらはこのパンツについているタグ。

ヨウジヤマモトのブランドタグが現行と違い少し丸っぽくなっているのがお分かりいただけるでしょうか?

この丸っぽいタグは1991年秋冬まで採用されていた旧タグです。

これより後の1992年春夏から今のブランドタグに変更されるんですね。

ですので、上のタグの場合1980年代と表記されることが多いです。

また、ヨウジはサイズ表記を見ることで2000年以前か、以降かを判別することが可能。

サイズが「S/M/L」表記なら1999年以前の物、「1・2・3」表記なら2000年以降となります。

結構簡単な見分け方なので覚えておいて損はないはずです!

もちろん、ヨウジもウール100%を選びましょう。

それがウールギャバジンです。

また、ヨウジのウールギャバジンは型番で見分けることが可能です。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/

こちらの画像は別のウールギャバジンパンツのタグの画像です。

後ろから3桁の「100」という数字。

この3つの数字が素材を表していて、中でも「100」という数字がギャバジンを表しています。

ですので、タグを確認して100と数字の付いたものを探すと良いでしょう。

ちなみに旧ブランドタグのアイテムには型番が表記されていないので、素材を見てギャバジンを見抜く必要があります。

注意点ですが、100以外にもギャバ素材のパンツはあるので、実際に目で見て確認するのが間違いありません。

中古相場は大体が15000円~といった価格。

新しいものは30000円~といった価格になりますが、おすすめする年代だと15000円から30000円の間で入手できるでしょう。

また、「yohji yamamoto」 が過去に展開していた「Y's for men」というラインも同じようにセットアップの展開が多く、2000年頃には良いワイドパンツが中古市場に多くあります。

pour homme と年代の見分け方などや素材も一緒なので、同じように探してみると良いでしょう。

しかも、Y's for men の方が pour homme よりもかなり安く購入できます。

8000円~12000円が平均相場くらいですね。

終わりに

以上、COMME des GARCONS と yohji yamamoto の2つのワイドスラックスをオススメさせてもらいました!

この2つのブランドは誰からも非難されることはまずありませんし、人から良い服着てるねと言われること間違いなしです!

また、ブランドを好きになっていく過程でありがちなのが、どんどんいいブランドを新しく買っていくこと。

他のブランドのワイドパンツから購入すると、セレクトオリジナルからドメブラにいって、そのあとインポートにいってと上を見ればきりがなくなりますが、この2つのブランドは最初から日本の頂点に位置するブランドです。

そういったブランド慣れしてきても、いつまでも手元に置いておくことになるブランドでしょう。

それでいて、ベーシックな作りなのでどんな場所にでも着ていける。

ここまで幅広い人におすすめできるパンツはありません!

ほんとに、誇張せずに一生着られる服だと思いますよ!

すでに30年色褪せずに残っているわけですしね!

中古はブランド古着屋はもちろん、楽天・ヤフオクを探してもたくさん出てきます。

上の注意点や選ぶポイントに気を付けながら探してみてください!

それでは以上になりますが、ワイドパンツを選ぶ上での参考になれば幸いです。

ではまた。

COMME des GARCONS HOMME PLUS はコチラ

COMME des GARCONS HOMME はコチラ

yohji yamamoto pour hommeはコチラ

Y's for men はコチラ

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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