コムデギャルソンのメンズラインであるコムデギャルソンオムプリュス。
1985年からスタートし、現在も服好きを魅了し続けるブランドの設立当時、80年代の名作についてまとめました。
こんにちは!
古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!
アヴァンギャルドなデザインで日本だけでなく、世界中の服付きを魅了し続けているコムデギャルソン。
そんなコムデギャルソンのメンズコレクションラインであるコムデギャルソンオムプリュスのコレクションが初めて行われたのは1984年でした。
今回は、そんな歴史あるコムデギャルソンの80年代のデザインや現在でも語り継がれる名作アイテムについてご紹介していきたいと思います。
80年代のオムプリュスのデザイン
80年代のオムプリュスのデザインは、
- 肩パットが入ったセットアップスタイル
- レディースのディテールをメンズに落とし込んだデザイン
- リバーシブルで使用できるアイテム
が特に多く見られました。
レディースのディテールをメンズに落とし込んだデザインは、現在も続いているスタイルですが、肩パットが入ったテーラードは現在はあまり見られないアイテムとなっています。
そのため、コムデギャルソンオムプリュスの肩パットが入ったアイテムがあれば、80年代ごろのアイテムだということも分かります。
他にも、シーズン毎にたくさんのデザインやスタイリングが登場しているので、シーズン毎に紹介していきますね!
80年代の年代判別
80年代のコムデギャルソンの年代を判別する方法についてですが、最初のシーズンである85ss〜88ssまでのシーズンは型番から判別することは不可能です。
ですので、コレクションなどを参考にデザインから判別するしかありません。
88awからは型番から判別が可能なので、気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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COMME des GARCONS(コムデギャルソン)のタグの見方や年代判別について
コムデギャルソンのタグから正確な年代を判別できる、年代判別ツールとして活用できる記事です。古いタグも大まかに判別可能でです!
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85ss【異素材リバーシブルジャケット】
コムデギャルソンオムプリュスの一番最初のコレクション。
商品画像などはほとんどありませんが、異素材のリバーシブルジャケットなどが多く登場しました。
この最初のシーズンからミュージシャンやアーティストなどをモデルに起用したスタイルでコレクションを発表しています。
85aw【リバーシブル・デカボタン】
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一番最初の秋冬コレクション。
このシーズンも春夏同様、モデルがリバーシブルで着ているアイテムが多く登場しました。
また、シャツやジャケットなどに大ぶりのボタンが使用されているのがこのシーズンの特徴です。
86ss【最初期スタッフコート】
![](https://geeksblog.jp/wp-content/uploads/2023/02/2E96653F-0F7C-43A9-A969-899CF7DF5EEC.jpeg)
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初期のコムデギャルソンらしいパワーショルダーのテーラードジャケットが多く登場しています。
また、CDGでも復刻されたスタッフコートが登場したシーズン。
コムデギャルソン本ラインのスタッフコートはまだ見かけるのですが、この写真にあるオムプルスのスタッフコートは本当に見ないアイテムです。
86aw【チェック柄】
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上下チェックのアイテムがコレクションに多く登場したシーズン。
このシーズンでもスタッフコートが登場しています。
また、独特な刺繍柄もこのシーズンの特徴。
ジャケットやシャツに刺繍が施されたアイテムが多く登場しています。
87ss【カラーレスアウター・ホワイトスラックス】
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ジャケットをパンツにインしたスタイルが多く登場したコレクション。
またジャケットやコートなどはカラーレスのアイテムが、パンツは白のカラーが多く使用されていました。
87aw【裏地カラー】
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このシーズンは内側に青や緑などのカラーが使用され、リバーシブルで着用できるジャケットやベストなど登場し、
シャツは襟にデザインのあるものがいくつか見られるコレクションでした。
88ss【リボン】
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リボンデザインのアイテムが印象的なコレクション。
レディースらしいディテールをメンズのコレクションに落とし込むコムデギャルソンらしさのあるシーズンでした。
88aw【花柄】
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花柄が特徴的なシーズン。
80sの HOMME PLUS では人気のコレクションでサザンオールスターズの桑田佳祐さんやダウンタウンの松本人志さんなど、当時の著名人も数多く着用していました。
80年代のコムデギャルソンを代表する名作揃いのシーズンだと思います。
89ss【水玉】
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ドット柄とベストのアイテムが多く見られたシーズン。
春夏のコレクションらしい水色のアイテムも多く、ダークなカラーリングが多いコムデギャルソンにしては明るい色味が多いシーズンとなっています。
89aw【パイピング】
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短く大きめのネクタイと、テーラードに施されたパイピングが特徴的なシーズン。
ベストを分けて使用できる3way仕様の袖キルティングブルゾンはこのシーズンの人気アイテムとして今でもギャルソンのアーカイブ好きから支持を集めています。
比較的丈感が短めのタンランのようなジャケットもコレクションでは多く登場していました。
終わりに
以上、1980年代のコムデギャルソンオムプリュスのコレクションとそのアイテムについてでした。
90年代からは知られたシーズンも多いですが、80年代はあまり知られていない名作も多い為、まだまだ価格も高くないアイテムが多いです。
ぜひ、80年代の名作からコムデギャルソンのアーカイブを着てみられてはいかがでしょうか?
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それでは以上になりますが、コムデギャルソンの80年代を知る上での参考になれば幸いです。
ではまた。