日本のファッションブランドの中でも世界的に人気があり有名なイッセイミヤケ。
今回はそのイッセイミヤケがここまで人気となった理由である過去の名作アイテムをご紹介していきたいと思います。
こんにちは!
古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!
イッセイミヤケといえば、服好き以外も名前を聞いたことがあるというほど有名なブランド。
歴史としても、1971年にニューヨークでコレクションを発表してから現在まで続いており、日本のファッションブランドとしては老舗と言えるでしょう。
そんな歴史の中で、その年代を盛り上げてきた名作と呼ばれるアイテムが多数あり、現在でも高い人気を誇っています。
今回は、そんな色々な世代の服好きを魅了してきた「名作」についてご紹介していきたいと思います!
また、こちらではイッセイミヤケの年代を判別する方法についてお伝えしていますので、手持ちの洋服の年代やシーズンが気になるという方はこちらもぜひ見てみてください!
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タグから見る ISSEY MIYAKE (イッセイミヤケ)の年代判別
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イッセイミヤケのデザインとは?
イッセイミヤケの洋服は「一枚の布」という一貫したコンセプトのもと作られており、それは現在のプロダクトからも感じ取ることができます。
代名詞的なデザインといえば、ヒダ状の素材であるプリーツを使用したアイテム。
プリーツといえばレディースのスカートなどを想像してしまいますが、そのプリーツをメンズの着られるアイテムとして昇華させたのはイッセイミヤケだからこそできたことでしょう。
そのほかにも、ミリタリーアイテムから着想を得ているアイテムはイッセイミヤケのミニマムなデザインと親和性が高く、人気のあるアイテムが多く登場しています。
イッセイミヤケの過去の名作
それではここからはイッセイミヤケの過去の名作、アーカイブと呼ばれるアイテムを見ていきたいと思います。
イカコート
イッセイミヤケのアーカイブの中でも特に有名なのがこのイカコート。
身幅が広く、ドルマンスリーブとなっていて、腕を広げた時にイカのようなシルエットになることからイカコートと呼ばれています。
80年代の初期から登場しており、現在も復刻して登場するほど。
WINDCOATと書かれたタグから出ているものもありますが、筆タグと呼ばれる80年代のタグのイカコートの方が希少価値が高く、高額で取引されています。
パラシュートボンバージャケット
95awと96awの名作であるボンバージャケット。
パラシュートベルトのようなディテールと複数のポケット、背面の大きなポケットが特徴的な一着です。
この頃のメンズラインはミリタリー由来のデザインが多く、特にパラシュート系のミリタリーアイテムは複数登場しました。
その中でも特に人気があるのがこのボンバージャケットで、アメリカの俳優である「ロビン・ウィリアムズ」が当時着用していたこともある名作です。
最近ではアメリカ出身のラッパー「プレイボーイ・カルティ」がPVで着用したことで価格が跳ね上がりました。
今人気がありそうなデザインだけに手に入れたい一着ではあるのですが、価格がネックにはなるアイテムだと思います。
バラシュートパンツ
こちらもイッセイミヤケの名作であるパラシュートパンツ。
パラシュートパンツの定義は曖昧ですが、パラシュート部隊が動きやすいようなゆったりとしたシルエットと、裾をドローコードなどで止めるデザインのアイテムを指します。
こちらはパラシュートベルトがついた分かりやすいものですが、この他にも上から下までフルにジップが付いたものや、裾を紐で結べるものなど、様々なアイテムがあります。
他のアーカイブと比べると比較的手に取りやすい価格なので、イッセイミヤケのアーカイブが気になるという方にはおすすめです!
パラシュートコート
こちらもイッセイミヤケのパラシュートシリーズのひとつ。
ナイロン素材の大きめのコートで、胸元に大きめのポケットがあったりと、機能的にもミリタリーらしさを感じるアイテムです。
こちらもアーカイブのアウターとしては比較的入手しやすい価格なので、気になった方はぜひ手に入れてみてください!
2000ss 村上隆コラボ
日本を代表する現代芸術家として知られている村上隆とコラボしたアイテム。
イッセイミヤケはコラボが非常に少ないことでも知られてますが、イッセイミヤケのデザインに、より独創的なグラフィックが加わっており、いい意味でイッセイミヤケだと感じないアイテムが多く登場しました。
上のアイテム以外にも、ポジきのこ柄のコートやジャケットなどがあり、ほぼ全てリバーシブルで着られるアイテムとして登場しています。
遊び心があるアイテムで、個人的にも特に好きなシーズンです。
ジャンプスーツ
イッセイミヤケのジャンプスーツも隠れた人気があるアイテム。
80年代ごろに少しずつ形を変えて登場しています。
ジャンプスーツはワーク感を強く感じるアイテムではあるのですが、イッセイのアイテムは薄い生地で作られたものが多く、ガシガシと使うワークの印象というよりも、日常で来やすいジャンプスーツになっていると感じました。
I.S ボンバーブルゾン
こちらはツモリチサトが当時デザインしていた、イッセイミヤケスポーツというラインのアイテム。
バックロゴのデザインがまさにDCブランドといった雰囲気があり、今の若者から支持を集めているアイテムとなっています。
このほかにもパーカーやスウェットなど、バックロゴが入ったアイテムが多く登場しています。
プリーツプリーズ(ゲスト・アーティストシリーズ)
プリーツプリーズはプリーツ素材を使用したレディースのラインです。
柄物は高値で取引されているものが多いのですが、その中でも特にアーカイブとしての価値が高いのがゲストアーティストシリーズ。
芸術家とのコラボシリーズで、イッセイミヤケの代名詞的素材のプリーツに、前衛的なグラフィックが施されたアイテムとなっています。
第一弾に「森村泰昌」
第二弾に「荒木経惟」
第三弾に「Tim Hawkinson」
第四弾に「蔡國強」
を起用し、イッセイミヤケの中でも数少ないコラボアイテムとしてかなり高額で取引されています。
イッセイミヤケ 現在の名作
では続いてい現在も販売されているイッセイミヤケの名作について。
オムプリッセ プリーツパンツ
イッセイミヤケのお得意のプリーツをメンズアイテムに落とし込んだのが、このオムプリッセ。
プリーツプリーズとは少し違った素材感で、軽さがありながらもしっかりとした質感があります。
イージーケアなアイテムであり、価格も単色のパンツで2万円台とかなりお手頃。
2013年から始まった比較的新しいラインではあるのですが、イッセイミヤケの中でも特に人気のあるラインとなっています。
バオバオトートバッグ
イッセイミヤケのバッグといえば、このバオバオを想像するという方も少なくないでしょう。
少し前は比較的年齢層高めの女性の方から人気のアイテムではあったと思うのですが、最近で若い女性の方からも支持を集めているバッグです。
スクエア型のものがベーシックですが、ほかにもリュックタイプや小さめのショルダータイプのものなど様々なアイテムが登場しています。
終わりに
以上、イッセイミヤケの名作についてご紹介させていただきました。
イッセイミヤケのアイテムはいつの年代も色褪せない良さがあり、古い物でも新しい雰囲気で着ることができます。
イッセイのアーカイブを着ている若者は古着的な感覚ではなく、新しいデザインといった感覚できているのではないでしょうか。
今回調べていく中でも、まだまだイッセイミヤケについて知らないことが多くあり、本当に面白いブランドだなと実感しました。
アーカイブが好きな僕自身としても、これから集めていきたいブランドです。
また、イッセイミヤケのアーカイブを見る上での年代判別情報などもまとめておりますので、ぜひそちらもご一読ください!