マルジェラのスニーカーで人気を誇るジャーマントレーナー。
2000年頃に登場し、現在までリリースされ続けているマルジェラを代表するスニーカーです。
今回は、そのジャーマントレーナーの種類と年代によるディテールの違いについてご紹介していきたいと思います。
こんにちは!
古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!
マルジェラの靴と言えば、足袋ブーツを思い浮かべる方も多いと思いますが、メンズには断然ジャーマントレーナーをおすすめします!
マルジェラのジャーマントレーナーはドイツ軍のミリタリーシューズをマルジェラがレプリカラインとして再定義して作り直したアイテム。
ミニマムでシャープなデザインはどんな服装にも馴染みますし、色やデザインも豊富です!
他のブランドのジャーマントレーナーとは一味違う高級感もおすすめのポイント!
今回はそんなジャーマントレーナーの大まかな種類と年代毎のディテールの違いなどについてお伝えしていきたいと思います!
それでは見ていきましょう!
ジャーマントレーナー種類
現行で販売されているモデルから、廃版になったモデルまでの種類をご紹介していきます。
ジャーマントレーナー(ガムソール)
アッパーはレザー、ソールには飴色のガムソールが使われているオーソドックスな一足。
現行で販売されており、シーズン毎に少しだけディテールや革質は変わっているものの、ほとんど変わらないミニマムなデザインが特徴的です。
ミリタリー由来のジャーマントレーナーを高級感のあるレザーで仕上げており、より洗練されたジャーマントレーナーとなっています。
カラー展開も豊富で、現在は「白・黒・グレー・ピンク・ブラウン」のカラーがあります。
ジャーマントレーナー(同色ソール)
ソールが同色になっているジャーマントレーナー。
飴色のガムソールではなく、アッパーと同色なのでよりシンプルでスタイリッシュな印象があります。
通常のジャーマントレーナーに次いで人気の一足です。
ジャーマントレーナーハイカット
ジャーマントレーナーのハイカットバージョン。
現在は販売されていないモデルですが、高さのあるスニーカーが好きな方にはおすすめです!
ジャーマントレーナースリッパ型
踵がないスリッパタイプのジャーマントレーナー。
スリッパタイプのジャーマントレーナーは他のブランドでは見たことがないので、マルジェラだけではないでしょうか?
ちょっとした外出などの、パパっと靴が履きたい方にはオススメですが、コーディネートは少し選びそうです。
アーティザナル 落書きジャーマン
落書きを施されたデザインのジャーマントレーナー。
マルジェラ好きなら知っているという方も少なくないでしょう。
一番最初のジャーマントレーナーは、オリジナルのジャーマントレーナーに落書きをするところから始まっているのでこれがマルタンマルジェラの解釈で作り上げたジャーマントレーナーの元祖と言えるかもしれまん。
左がアーティザナル(過去の再構築ライン)のジャーマントレーナーで、右が20AWで復刻された物です。
マニア垂涎のアイテムで、アーティザナルの物は中々手に入れるのが難しいアイテムでもあります。
アーティザナル ペンキジャーマン(オリジナル・復刻)
ペンキ加工が施されたアイテム。
これもアーティザナルから登場しており、その復刻と言えるものが何度も登場しています。
また、そのペンキの仕様も様々で、ペンキを垂らしたようなデザインから、全体に塗りたくったようなデザインまで多様です。
すぐにマルジェラだと分かるデザインだという点もポイントですね!
その他
その他にも、ソールのデザインが違う物、パンチング穴が開いた物、ベルクロの物など様々なデザインがあります。
こういった特殊なモデルはそのシーズンのみの物もあるので、現行では買えない物がほとんどです。
ですので、入手したい場合は中古品を探すしかありません。
古い物はなかなか状態が良い物は減ってきているので、気になったモデルがあれば早めに入手されることをおすすめします!
ジャーマントレーナーの年代
ここからはディテールなどから年代を大まかに判別する方法について。
箱があれば年代が書いてあるのですが、中古市場には箱がない物も多いので、箱がなくても判別できる方法をお伝えします。
最初期(アーティザナル落書きジャーマン)
特長
・ソールには「BW-Sport」のロゴが入る。
・かかとに白糸は無し。
・ラインは無し。
・ルーマニア製
02ssの落書きジャーマンと04awのペンキジャーマンはどちらもオリジナルのジャーマントレーナーを再構築しているので、古着のジャーマントレーナーらしいディテールとなっています。
初期(2005年以前)
変更点
・カレンダータグがシュータンに記載され、⑭のラインになる。
・ルーマニア製
再構築ではなく、レプリカシリーズとして登場したのがこのジャーマントレーナー。
まだシューズラインではなく、⑭ラインから登場しています。
生産国はルーマニア製です。
初期(05ss~)
変更点
・ラインが⑭から㉒に変更される。
・かかとに白糸が付くようになる。
ラインがシューズラインである㉒に変更になり、踵に白糸が縫われているデザインになります。
オリジナルのジャーマントレーナーとマルジェランのジャーマントレーナーをひと目で見分けられるディテールがこの頃から登場しました。
2007年頃
変更点
・「BW-Sport」のロゴが無くなる。
・イタリア製になる。
ソールのロゴがなくなり、生産国がイタリア製になります。
移り変わりの正確な年代は不明ですが、だいたい2007年頃だと思われます。
16aw~
変更点
・ソールにカレンダーとラインが表記されるようになる。
ソールのデザインが大きく変更され、カレンダータグがソールに記載されました。
終わりに
以上マルジェラのジャーマントレーナーの種類とディテールの移り変わりについてお伝えさせていただきました。
個人的にはちょうどイタリア製になったころのものが革質も良く、価格も今ほど高くなかったので、品質価格ともにとても良い時期だったのではないかと思います。
また、ジャーマントレーナーのアーティザナルは誰もが欲しい一足。
どこかで見かけることがあったら、価格を考えても買いたいアイテムです!
また、他にマルジェラのアイテムについてまとめているのでぜひご一読ください!