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ミリタリーのNSN(ストックナンバー)の調べ方【偽物・レプリカ判別も!】

2022年9月27日

アメリカ軍のミリタリーに付いているミルスペック。

その中のNSN(ストックナンバー)から偽物やレプリカの判別が可能なので、その調べ方についてご紹介したいと思います。

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こんにちは!

古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!

 

アメリカ軍の実物にはミルスペックと呼ばれるタグの様なものが付いています。

これですね!

このミルスペックから年代やアイテム名までを読み取ることができるのですが、それについてはこちらでミルスペックの見方をお伝えしています。

参考ミリタリーにおける実物とは?官給品と民間品の見分け方

ミリタリーに多く触れていると、実物や官給品・、民間品といった普段聞き慣れない言葉を耳にすることが増えます。この実物・官給 ...

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そのミルスペックに記載されているNSN(ナショナルストックナンバー)と呼ばれる表記があります。

実はコレは軍実物に記載がある番号になっていて、この番号から軍の実物であるかどうかを判別することができるんですね!

ということで、そのNSNの調べ方についてお伝えします!

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NSN(ナショナルストックナンバー)とは?

NSNは13桁で表される番号の事です。

米国連邦政府補給品システム(FSS)において繰り返し調達、保管、出庫および運用される物品に適用される公式表号。

軍の規格に定められたもの全てに割り振られる番号ということです!

この番号があること、そして正しい番号であることが軍の実物(官給品)の証となります。

NSN を検索する手順

上の画像のようにNSNと表記されている物もありますが、NSNの表記がなく、STOCK NOMBER と書かれた物や、番号だけ書かれたミルスペックも存在します。

そして、この13桁の数字を下のサイトの検索欄に打ち込むことで、その規格の詳細が出てきます。

Serch By Narional Stock Number の下の検索窓にストックナンバーを入力してください。


ストックナンバーを打ち込んでエンターを押すと、このような画面が出てきます。

アイテム名がきちんと表示されれば、存在するストックナンバーであることが分かります。

そして、その下の英語で書かれた部分。

ココにはその規格の使用用途などの詳細が英語で書かれています。

英語だと読めないので和訳ツールなどを使ってみると良いでしょう。

このサイトの和訳はかなり分かりやすくておすすめです!

このように長い文章でも和訳してくれて、尚且つきちんと意味の分かる文章になるので、他の和訳ツールよりもかなり高い頻度で使用しています。

では、和訳から1つ戻って、NSNの検索の画面。

下の方にいくと、「TECHNICAL CHARACTERISTICS」という見出しの部分があります。

ここには、このストックナンバーのアイテム名、色、サイズが記載されています。

このように、ストックナンバーからだけでそのミリタリーの使用用途から色・サイズまでを知ることができるんです!

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NSNからレプリカや偽物を見分ける方法

では、続いて、NSNからレプリカや偽物を見分ける方法なのですが、

  1. 単純にNSNの番号が検索に引っ掛からない。
  2. NSN検索で出てきた色やサイズが実際の物と違う。

ということがあれば、それはレプリカか偽物という事になります。

NSNが検索に引っ掛からないものはレプリカに多く、色やサイズが実際の物と違う場合は他の物をコピーした偽物の可能性が高いです。

タグの情報だけをそのままコピーして、サイズや色までをコピーできていない偽物だとこういう事が起こります。

実物であれば、この数字が間違っている事はまずありませんので。

ということで、NSN検索をして相違がないか確認することで、偽物とレプリカの判別が比較的簡単にできるようになるというわけです!

終わりに

以上、NSNの調べ方やNSNからレプリカや偽物を判別する方法についてご紹介させていただきました!

かなりコアな情報ではあるのですが、偽物を判別することができる分かりやすい指標なので、ぜひミリタリーで不安なアイテムがある時の参考にしていただければと思います!

その他にもユーロミリタリーの国別判別方法などを書いているので、ぜひご一読ください!

参考ヨーロッパ各国の軍物(ユーロミリタリー)の見分け方や特徴(ディテール)を解説

判別が難しいユーロミリタリーの見分け方や特徴を解説!

各国毎に定番アイテムや、特徴をまとめたので判別などの参考にしていただければと思います。

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fukusuke

■ブランド古着屋で5年間勤務! ■ドメ・インポートのデザイナーズからヴィンテージまでのバイイングを担当して、1万点以上の洋服を見てきた視点から情報発信しています。 ■マルジェラをはじめ、洋服の収集癖あり。

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