アントワープ6の一人でもあるDRIES VAN NOTEN(ドリスヴァンノッテン)
そのドリスヴァンノッテン自身の名前を冠するブランドについてです。
年代の判別がかなり難しいブランドのひとつですが、ブランドタグから読み取ることができる範囲内でお伝えしたいと思います。
こんにちは!
古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!
今回は素材にとことんこだわったブランド、ドリスヴァンノッテンについてです。
ドリスヴァンノッテンが好きという方は多いですが、古着で年代を大まかに識別することができるという方は多くはありません。
ネットでもあまり情報が出回っていませんからね。
大体がコレクションから見て同じ物を見つけるという年代特定の方法になります。
という訳で、そんな年代識別が難しいドリスヴァンノッテンの年代識別方法をお伝えします。
※全ての情報が個人調べによるもので間違いもあるかもしれません。その場合コメントなどで教えていただければ幸いです。
大まかな年代によるブランドタグ
かなり大まかにですが、ブランドタグが年代により変わっています。
そのブランドタグを見ることによって大体の年代識別が可能なんですね。
そのタグの変遷を過去をさかのぼりながら見ていきたいと思います。
2000年初期~現在まで
※19awのニットについていたタグです。
上の書体のブランド名にサイズ表記が横並びで書かれている物が2000年初期から現在まで使われているブランドタグになります。
たまに書体が少しだけ違うブランドタグもありますが、年代は関係なく、タグの種類が少し変わっているだけです。
かなり大まかですが、比較的新しい物につくタグになります。
90年代~2000年初期まで
ブランドネームとサイズ表記が別でついているタイプのブランドタグです。
このタグは90年代~2000年初期にみられますが、明確な線引きは現在のところできておりません。
また、後述しますが、このブランドタグには「ライカ」の代理店が付いている事が多いです。
80年代~90年代
「D」「V」「N」の文字が合わさってできたロゴのブランドタグ。
今見ると、いかにも古い雰囲気を感じるロゴですよね!
こちらは、80年代から90年代に使用されていたブランドタグとされており、このタグが付くものをアーカイブとして販売しているショップも多いです。
代理店による年代判別
続いて代理店による年代の推測です。
海外から代理店を通さず国内に入ってきている物も多くあるので、代理がついているタグにのみ有効な考察になります。
(株)トゥモローランド
ドリスヴァンノッテンは2009年にトゥモローランドと契約をし、現在も取り扱いをしています。
その為、このタグが付いている物は2009年以降でほぼ間違いありません。
株式会社 ライカ
日本では1998年から2003年までが伊藤忠商事の傘下である「ライカ」がライセンス事業を展開していました。
そのため、ライカの代理表記が付くものはこの期間の物だと思われますが、確実ではありません。
(株)セットゥユイットゥ
2008年に設立された会社なので、明確には不明ですが、それ以降に代理としてついている場合があります。
2008年以降ということでは間違いないかと思われます。
他にも(株)ユグランスやオンワードなどの代理店がありますが、詳細は不明です。
トゥモローランドのタグで見る年代
トゥモローランドのタグが付いている物だけですが、年代を細かく特定することができます。
右上の画像の数字がありますね。
「73-09-84-09017」
この「84」という真ん中の数字で年代判別が可能となります。
「8」が年代を「4」がシーズンを表していて、上の数字だと2018年の冬または、2008年の秋冬ということになります。
さらに、トゥモローランドは2009年以降に代理になったという事から、2008年ではないというのも同時に確定するので、2018AWのアイテムだという事がわかるということです。
もう一つ言うと、2017年に日本の洗濯表記が変わりました。
ですので、洗濯表記が新基準の物は2017年春夏以降と考えると、より年代の特定がしやすくなるでしょう。(この洗濯表記は国内タグのみ当てはまります。)
トゥモローランドの洋服全てに当てはまるので、ぜひ使ってみて下さい。
終わりに
以上、ドリスヴァンノッテンのタグから見る年代識別についてでした。
他ブランドほど細かい年代識別ができないですが、ある一定の年代を特定することはできるかと思います。
ぜひお持ちのドリスがありましたら、年代を見てみて当時のコレクションなども見てみると面白いと思いますよ!
新たに欲しい一着が見つかるかもです!
また、他にもブランドの年代判別情報などを掲載していますので、ぜひご一読下さい!