日本では取り扱い店舗の数も少ない、ロンドン発のブランド。
そんな「toogood」というブランドが出しているアイテムの種類をまとめてご紹介したいと思います。
こんにちは!
古着屋店員の「fukusuke(@fukusukeblog)」です!
今回はブランド紹介!
「toogood」という少しコアで面白いブランドを、リリースしているアイテムも含めて見ていきたいと思います!
toogood(トゥーグッド)とは
2014年からスタートしたロンドン発のブランド。
空間デザイナーの姉”Faye Toogood”とサヴィルロウでパタンナーとして経験を積んだ妹"Erica Toogood"の姉妹によるユニセックスブランドです。
姉の"Faye"はあの"HERMES"を顧客に持ちCOMME des GARCONS 青山店でインスタレーションも開催したことのある経歴の持ち主。
そんな、姉のインスピレーションを基に服に落とし込むのが妹という面白い二人のプロセスで生まれるのが”toogood”の服達です。
オーバーサイズのアイテムが多く、どこか立体的で空間を上手く使ったシルエットと上質な素材感がマッチしており、トレンドライクでありながらアルチザンな服作りがファッションフリークから人気を集めている理由にもなっています。
リリースするアイテムにはひとつひとつに”職業”の名前が付けられており、その職業の方が着る服、いわゆるワークウェアから着想を得て製作しているようです。
背中につく大き目のタグが目印で、そのタグにはデザイナーのイニシャル、そして製作者のイニシャルも刻まれています。
毎シーズン定番で出している物も多く、人気の物はアウターで20万円ほどと高額でありながらもすぐになくなってしまうほど。
日本でもまだ取り扱い店舗などが少ないにも関わらず、かなり人気があるブランドと言えるでしょう。
では、続いて、そんな"toogood"が展開しているアイテム達を見ていきたいと思います。
toogood のアイテム
THE DRAUGHTSMAN SHIRT (製図者)
毎シーズン素材を変えて展開している”toogood”の定番アイテムである”THE DRAUGHTSMAN SHIRT”
翻訳すると製図者という意味があります。
オーバーサイズのボックスシルエットシャツで、身幅が広く肩もするっと落ちるゆったりとした一着です。
主張が少ない小さめの襟でただオーバーサイズなだけではないバランスの取れたシャツになっていす。
こういった現在の空気感を纏ったちょうどよいオーバーサイズを作るのが"toogood"の真骨頂。
前を閉めてスタンダードに着るのはもちろん、一枚でアウターライクにも着られる春先に万能なシャツですね。
THE PHOTOGRAPHER JACKET(写真家)
コチラが”toogood”の中でも一番の名作と言える”THE PHOTOGRAPHER JACKET”
そのままの意味合いで写真家のジャケットです。
カメラマンの服装がデザインソースになっており、カメラも入れられる大き目のアウトポケット。
立体的な付け方のポケットが特徴的です。
デザインがある服と言うわけではないですが、フワッと空気を含むような少し大き目のサイズ感とtoogoodならではのイングランド製の生地がマッチした通好みのジャケットとなっています。
定番品というのは、こういったデザインが少なく、長く使えて飽きの来ない物がなるんでしょうね。
THE EXPLORER COAT(探検家)
ボリュームのあるワイドなシルエットが特徴のこちらの”THE EXPLORER COAT”
身幅も広く、袖先もかなり太目。
ポンチョの様な雰囲気のコートになっています。
ドローコードを垂らしても雰囲気が良く着ることができ、ジップを閉めた状態と開けた状態で少し印象を変えることができます。
"toogood"のアイテムの中では癖が強めですが、人気のあるコートです。
THE DOORMAN JACKET(ドアマン)
コチラも"toogood"の定番品、THE DOORMAN JACKET。
ジャケットですが、セミロングのコート程の丈感があります。
両サイドの大き目のポケットが”THE PHOTOGRAPHER JACKET”に似てますね!
短めのスリーブですが肩が落ちるドロップショルダーなのでちょうどいい袖感に。
オーバーサイズですがどこかスッキリとした印象のアイテムになっています。
THE ENGINEER JACKET(技術者、機関士)
ワークジャケットの定番であるエンジニアジャケット。
そんなジャケットを"toogood"らしく落とし込んだのがコチラのジャケットになります。
丈は短めで、ポケットもすっきりとした仕様、オープンカラーが特徴的な一着です。
ジャケットと言うよりもラフに羽織れるブルゾンの様なアウターで、"toogood"らしさはもちろんありますが、いい意味でワイドすぎないすっきりとした印象があります。
リネン素材の物がよく出ており、春先にぴったりのアウターです!
THE OIL RIGGER COAT(整備士)
こちらも初期からリリースされているコート。
和服の様な印象のコートで、袖の丈感は少し短め、着て見ると袴みたいな雰囲気になります。
カシミアの高級素材で作られた物もあり、"toogood"の中でも指折りに高額なアイテムもリリースされていることからブランドとしても思い入れのある一着なのではないでしょうか。
THE ARTIST COAT(芸術家)
"toogood"の中でも丈長めのロングコート。
サイドにプリーツの入ったスリッドが入っており、これが綺麗なAラインを作るディテールにもなっています。
スタンドカラーの襟を閉めてもすっきりとした首元になりますし、前を開けて着ても綺麗なラインが出ます。
素材はそこまで厚手ではないので、冬から春にかけて使用できるコートです。
THE HOUSEKEEPER COAT(家政婦)
アシンメトリーに配置されたポケットが特徴的な"THE HOUSEKEEPER COAT"
秋冬と春夏の両シーズンで素材を変えてリリースされています。
収納力が高く、その面が家政婦的なデザインとなっているのでしょう。
THE SCULPTOR TROUSER(彫刻家)
ボトムスの中では定番の"THE SCULPTOR TROUSER"
股上深めのワイドパンツで、お尻部分の円を描くようなデザインが特徴的です。
サイクリング用のパンツなどに見られる補強ディテールですね。
彫刻家が座って仕事をすることを想定してのデザインなのでしょうか。
また、ウエスト紐部分がロープほどの太さの物を使っているのも特徴的。
見た目よりも意外と履きやすいパンツになっています。
THE BOXER TROUSER(ボクサー)
ボクサーをイメージして製作された丈短めのパンツ。
ワイドで丈が短め、サイドにはスリットも入っているので、スカートのようにも見えるデザインです。
かと言ってレディースライクになりすぎない雰囲気で履くことができるので、メンズにも人気となっています。
THE THINKER TROUSER(思想家)
ワイドシルエットのトラウザー。
センターに一本タックが入ったデザインで、生地を広く使った大き目のパンツなんですが、履いてみると意外とすっきりとしたシンプルに見えます。
デザインが入りすぎていないのでトップスを選ばない使い勝手のいいアイテムです。
終わりに
以上、"toogood"のリリースしているアイテムをご紹介させていただきました!
定番アイテムをメインに紹介していますが、新作など紹介できていない物もあります。
また、ほとんどのアイテムがシーズンで素材やディテールを変えているので、その都度少しづつイメージが変わります。
ですので、自分の好みのデザインを色々と探されてみてはいかがでしょうか?
物によってはかなりイメージが変わるものもありますので、ぜひ古着屋などでアーカイブを探してみてください!